炭酸風呂で体の中から温めよう
冷えに悩まされる女性は年々増加していいるように思えます。20代30代の若い女性でも、冷えて夜眠れない、という声も聞きます。仕事はデスクワークや寒い中の営業など体にとって決して良いとは言えない環境にある人も多いのではないでしょうか?
すっかり冷えてリカバリーのきかなくなった体。代謝も落ちてしまい、疲れやすくなり、動くのが億劫になりさらに冷えが強くなってしまい…と負のスパイラルに陥るとまた元気になるのには意識して生活を変えていく必要があります。
そうはいっても、日常忙しく、自分のことに時間を使えない働く女性や主婦。負のスパイラルから抜け出すためにも、おうちでリラックスタイムに簡単にできる改善法はないかと探していると、炭酸風呂というのを耳にしました。
炭酸風呂で健康に?どんな効果があるの?
炭酸風呂と聞いても、実際にどんなものなのか、すぐにできるのか?など疑問に思い調べると…
どうやら想像しているより簡単にできそう。
おうちで炭酸風呂をするのに必要なのは…
重曹
クエン酸
の2つ。
これを混ぜたものを湯船に入れて入浴すればいいとのこと。
炭酸風呂の健康効果
炭酸風呂にはどんな良い点があるのでしょう?
・新陳代謝が良くなる
・むくみが取れる
・免疫力が上がる
・動脈硬化の予防
など、様々な良い点が見受けられます。
でも普通に湯船につかっても、体は温まり血行が良くなりますよね。炭酸風呂は普通のお湯につかるのと何が違うのでしょうか。
炭酸風呂の炭酸の役割、普通の入浴法との違い
炭酸風呂はその炭酸のお風呂。重曹とクエン酸を混ぜて湯船に入れることでジュースのようにシュワシュワと細やかな気泡がたくさんできるのです。細かい気泡はからだ中にまとわりついて皮膚の上に小さな泡がついているのが分かります。
この炭酸は重炭酸イオンといわれるもの。天然温泉にもたくさん含まれる有効成分です。
この気泡がいい働きをしてくれるものなのです。皮膚にまとわりついた炭酸は皮膚から体内に吸収されます。すると血液の中に二酸化炭素が多い状態になります。
二酸化炭素がたくさんあると体は老廃物が溜まっている、排出しなくちゃ、と勘違いします。それにより代謝が活発になり、酸素をより多く取り込もうとし始めます。
酸素が増え、活動が活発になった体ではもちろん湯船で温まることによる血行促進に加え、さらに抹消の血管が広がり老廃物を外に出すことができるようになります。新陳代謝が上がることで冷えやむくみを解消することができるのです。
炭酸風呂に入ることで血管が広がります、血管の拡張と収縮により血管をしなやかにすることができ動脈硬化の予防になります。
また炭酸風呂は炭酸の力によりタンパク質、油分、汚れを浮き上がらせてくれる働きがあり、お肌をすべすべにしてくれるそうです。
現代の不調の多くは血行、血流の問題だとも言われています。巡りをよくする炭酸風呂は健康促進に良い方法に思えます。
炭酸風呂のレシピ
炭酸風呂に使う重曹とクエン酸のレシピを調べてみました。
レシピによってそれぞれの分量が異なるようでした。
大まかにいうと少量入れる方法と大量に入れる方法の2つがあります。
少量入れる入浴法
クエン酸 大さじ1~1.5
程度のものを湯船に入れるもの。
こちらはかなり量が少なく、たくさんの気泡を作ることは難しいかもしれません。重炭酸イオンが汚れを浮き上がらせてくれますので肌にはよさそうです。
多めの量を入れる方法
こちらは
クエン酸200~300g
を一度に浴槽に入れて入ります。
お湯に入れると瞬く間に炭酸が出てきます。炭酸はすぐに気体として出ていってしまうので、気泡の力をうまく活用するには入浴直前に粉を入れるのが良いようです。肌のたんぱく質をきれいにしてくれるいい点がありますが、肌が薄い人、弱い人、炎症のある人などは濃度を上げ過ぎない方が良いのではないでしょうか。
炭酸風呂の入浴方法
炭酸風呂をするときには少しぬるめのお湯に10~15、20分程度ゆっくり浸かるのが良いようです。
炭酸風呂をうまく活用できると温いお湯でも血行が促進されて肌が赤らんできます。
炭酸風呂をもっと楽しむには
炭酸風呂はゆっくりと湯船につかる入浴法。湯船につかっている間にアロマの香りを楽しむのもいいかもしれませんね。
炭酸風呂をするときに気を付けたいこと
炭酸をたくさん出す炭酸風呂は二酸化炭素を発生するため、喚起に気をつける必要があるようです。たくさん炭酸が出た方が効果があるかもと、むやみに大量に重曹やクエン酸を入れないように気をつけましょう。
また炭酸が反応して風呂釜を痛める可能性があるため、追い炊き、湯沸かし機能は使うことをお勧めされていませんでした。
炭酸風呂を調べてみてのまとめ
炭酸風呂を調べてみるとその効用はとても優れていて(温泉の効能にもあるくらいですから)、おうちでできれば手軽に健康のために役立ちそうです。ただ、風呂釜でお湯を張ることができないためカランからお湯を張る必要があること、炭酸を多く出したいとすれば、一回に使う重曹とクエン酸の量が多くなり数日おきなど定期的に入りたいのであればかなりの量がいりそうなことが気になりました。
重曹とクエン酸は体に使うものですので、食用ランクのものを使用することも気を付けてください。
重曹やクエン酸は酸、アルカリの成分を落とすことができ、お掃除にもよく使われる主婦の強い味方。炭酸風呂の残り湯も掃除には良いようで、湯船の汚れもこすらず簡単に落ちるようです。
自分で混ぜても簡単にできる炭酸風呂ですが、もっと手軽にチャレンジできる商品もあるようです。
とにもかくにも、炭酸風呂は体にとって血管や代謝をよくするメリットが多そうです。自分で作るもよし、市販品を使うもよし、取り組みやすい方法で試してはいかがでしょうか?